6
6
7
7
*mac* *Mac* *macintosh* *Macintosh*
8
8
9
- このファイルは 、Macintosh 版の Vim に特有の事柄について書いてあります 。
9
+ このファイルには 、Macintosh 版 Vim の特殊性が記述されている 。
10
10
11
- NOTE: このファイルの内容は少し古いです。つぎのサイトで役に立つ情報が得られます
11
+ NOTE: このファイルは少し古くなっている。ここにより役立つ情報が見つかるかもしれ
12
+ ない:
12
13
http://macvim.org/
13
14
14
- 1. ファイル名の決まりごと | mac-filename |
15
+ 1. ファイル名の規則 | mac-filename |
15
16
2. .vimrc と .vim ファイル | mac-vimfile |
16
17
3. 標準のマップ | mac-standard-mappings |
17
18
4. FAQ | mac-faq |
@@ -20,8 +21,8 @@ NOTE: このファイルの内容は少し古いです。つぎのサイトで
20
21
7. Vim のコンパイル | mac-compile |
21
22
8. Darwin 機能 | mac-darwin-feature |
22
23
23
- 以前には、Vimのバージョン3.0のMac移植版がありました。ここに以前のファイルの最
24
- 初の数行を示します :
24
+ Vim のバージョン 3.0 には Mac 移植版があった。以下は古いファイルの最初の数行で
25
+ ある :
25
26
26
27
VIM Release Notes
27
28
Initial Macintosh release, VIM version 3.0
@@ -33,16 +34,17 @@ Eric Fischer
33
34
Indianapolis IN 46220 USA
34
35
35
36
==============================================================================
36
- 1. ファイル名の決まりごと *mac-filename*
37
+ 1. ファイル名の規則 *mac-filename*
37
38
38
- Vim 7 からは Unix のパス区切り文字(/)しか使えないようになりました。指定された
39
- ファイル名がカレントフォルダからの相対パス(すなわち、"Desktop" からの相対)か、
40
- 絶対パスかを判断するには、次のアルゴリズムが使われます:
39
+ Vim バージョン 7 以降では、Vim で Unix パス区切り文字をそのまま使用できる。指
40
+ 定されたファイル名がカレントフォルダに対する相対パスか絶対パス (つまり、
41
+ "Desktop" に対して相対的) であるかを判断するために、次のアルゴリズムが使用され
42
+ る:
41
43
42
- パスが "/" から始まる場合は 、絶対パス
43
- パスが ":" から始まる場合は 、相対パス
44
- パスが "/" でも ":" でも始まらない場合、そして ":" が "/" の前にある
45
- ときは、 絶対パス
44
+ パスが "/" で始まる場合は 、絶対パス
45
+ パスが ":" で始まる場合は 、相対パス
46
+ パスが "/" でも ":" でも始まらず、"/" より前に ":" が見つかった場合は、
47
+ 絶対パス
46
48
>
47
49
:e /HD/text
48
50
:e HD:text
@@ -53,30 +55,30 @@ Vim 7 からは Unix のパス区切り文字(/)しか使えないようにな
53
55
e os_mac.c
54
56
< カレントフォルダのファイル "os_mac.c" を編集。
55
57
56
- 変数 | $VIM | 、または | $VIMRUNTIME | を使うこともできます 。 >
58
+ | $VIM | および | $VIMRUNTIME | 変数を使用できる 。 >
57
59
58
60
so $VIMRUNTIME:syntax:syntax.vim
59
61
60
62
==============================================================================
61
63
2. .vimrc と .vim ファイル *mac-vimfile*
62
64
63
- Vim script を書くときは Unix の改行文字(LF)を使うことが推奨されています。
65
+ Vim script には Unix スタイルの行区切りを使用することが推奨されており、単一の
66
+ 改行文字 (LF) を使用する。
64
67
65
- 起動時に $VIMRUNTIME/macmap.vim が読み込まれ、デフォルトのコマンドキー・マップ
66
- が定義されます 。
68
+ Vim を起動すると $VIMRUNTIME/macmap.vim スクリプトが読み込まれ、デフォルトのコ
69
+ マンドキーのマップが定義される 。
67
70
68
- 古いシステムでは、ドット "." で始まるファイルは推奨されていません。そのため、
69
- rcファイルは、"vimrc" または "_vimrc"、"gvimrc" または "_gvimrc" という名前に
70
- なっています。これらのファイルは、mac, dos, unix のどのフォーマットでもよいで
71
- す。| 'nocompatible' | オプションが設定されていれば、Vimはどんなファイルフォーマッ
72
- トも扱うことができますが、そうでなければ、macフォーマットファイルしか扱えませ
73
- ん。
71
+ 古いシステムでは、ドット "." で始まるファイルは推奨されていない。そのため、rc
72
+ ファイルの名前は "vimrc" または "_vimrc"、"gvimrc" または "_gvimrc" になる。こ
73
+ れらのファイルは任意のフォーマット (mac, dos, unix) にすることができる。
74
+ | 'nocompatible' | オプションが設定されている場合は、Vim は任意のファイル形式を
75
+ 扱えるが、それ以外の場合は mac 形式のファイルのみを扱う。
74
76
75
77
==============================================================================
76
78
3. 標準のマップ *mac-standard-mappings*
77
79
78
- クリップボードからのペーストやクリップボードへのカット/コピー用に、以下のマッ
79
- プを使用することができます 。
80
+ クリップボードから/クリップボードへのカット/コピー/ペーストには、以下のマップ
81
+ が使用できる 。
80
82
81
83
キー ノーマル ビジュアル 挿入 説明 ~
82
84
Command-v "*P "-d"*P <C-R> * テキストのペースト *<D-v>*
@@ -87,100 +89,99 @@ Backspace "*d ビジュアルテキストのカット
87
89
==============================================================================
88
90
4. Mac FAQ *mac-faq*
89
91
90
- FAQ はインターネット上でも参照できます : http://macvim.org/OSX/index.php#FAQ
92
+ インターネット上 : http://macvim.org/OSX/index.php#FAQ
91
93
92
94
Q: Apple ターミナルで非 ASCII 文字を入力できない。
93
95
A: [ウィンドウ設定] → [エミュレーション] で「非 ASCII 文字をエスケープする」
94
- のチェックを外してください 。
96
+ のチェックを外す 。
95
97
96
98
Q: コマンドラインから GUI の Vim を起動するには?
97
- A: Vim.app が /Applications にあるとします。その場合 :
99
+ A: Vim.app が /Applications にあると仮定すると :
98
100
open /Applications/Vim.app
99
101
または:
100
102
/Applications/Vim.app/Contents/MacOS/Vim -g {arguments}
101
103
102
- Q: GUI または open で Vim.app を起動したとき 、$PATH になんらかの意味のあるもの
103
- に設定するには?
104
- A: ほとんどのシェルで次のトリックがうまくいきます。 vimrc に書き加えてくださ
105
- い。 macvim.org で配布されているバイナリでは、これがシステムの vimrc ファイ
106
- ルに含まれています 。 >
104
+ Q: GUI または open から Vim.app を起動するときに 、$PATH を適切な値に設定するに
105
+ はどうすればよいか?
106
+ A: 以下のトリックはほとんどのシェルで動作する。これを vimrc ファイルに記述す
107
+ る。これは macvim.org で配布されているバイナリに含まれているシステム vimrc
108
+ ファイルに含まれている 。 >
107
109
let s:path = system("echo echo VIMPATH'${PATH}' | $SHELL -l")
108
110
let $PATH = matchstr(s:path, 'VIMPATH\zs.\{-}\ze\n')
109
111
110
112
==============================================================================
111
113
5. 知られている不足事項 *mac-lack*
112
114
113
- ターミナルでは CTRL-^ は Shift-Control-6 とタイプする必要があります 。CTRL-@ は
114
- Shift-Control-2 です 。
115
+ ターミナルでは CTRL-^ は Shift-Control-6 とタイプする必要がある 。CTRL-@ は
116
+ Shift-Control-2 である 。
115
117
116
118
==============================================================================
117
119
6. Mac バグ レポート *mac-bug*
118
120
119
121
Mac 版固有のバグや特性の変更を報告する場合は、vim-mac メーリングリスト
120
- | vim-mac | を使用してください 。ただし、登録する必要があります。別の方法として
121
- は、Vim github リポジトリに直接問題を報告することもできます :
122
+ | vim-mac | を使用すること 。ただし、登録する必要がある。別の方法としては、Vim
123
+ github リポジトリに直接問題を報告することもできる :
122
124
123
125
https://github.com/vim/vim/issues
124
126
125
- または、MacVim 固有の問題についてはこちらで報告できます :
127
+ または、MacVim 固有の問題についてはこちらで報告できる :
126
128
127
129
https://github.com/macvim-dev/macvim/issues
128
130
129
131
==============================================================================
130
132
7. Vim のコンパイル *mac-compile*
131
133
132
- ソースファイルと一緒にある "src/INSTALLmac.txt" を見てください 。
134
+ ソースファイルと一緒にある "src/INSTALLmac.txt" を参照 。
133
135
134
136
==============================================================================
135
137
8. Darwin 機能 *mac-darwin-feature*
136
138
137
- とても古い Mac でなければ、Darwin とも呼ばれる OS X を使用しているでしょう 。
138
- Darwin の 1 つ前の OS は Mac OS 9 です 。Darwin 機能は Vim が Darwin 特有の資産
139
- を使えるようにします 。
139
+ とても古い Mac でなければ、Darwin とも呼ばれる OS X を使用しているはずである 。
140
+ Darwin の 1 つ前の OS は Mac OS 9 である 。Darwin 機能は Vim が Darwin 特有の資
141
+ 産を使えるようにする 。
140
142
141
- この機能によって実現されるものは 2 つあります :
143
+ この機能によって実現されるものは 2 つある :
142
144
143
- - Vim をシステムクリップボードと連携可能にします 。
145
+ - Vim をシステムクリップボードと連携可能にする 。
144
146
- いくつかのプラットフォーム特有の文字エンコーディングと Vim が認識しているそ
145
- れらの差分を橋渡しする変換モジュールを Vim に組み入れます 。
147
+ れらの差分を橋渡しする変換モジュールを Vim に組み入れる 。
146
148
147
149
言うまでもなく、同じデスクトップ環境上で動く他のアプリケーションとうまく連携す
148
- るまともなテキストエディタにとって、この両方は必要不可欠なものです 。
150
+ るまともなテキストエディタにとって、この両方は必要不可欠なものである 。
149
151
150
152
Vim は macOS 専用のアプリケーションではないので、他のプラットフォーム上のユー
151
153
ザーが得ているユーザー体験を macOS 上の人々にも提供するための特別な機能を追加
152
- する必要があります 。
154
+ する必要がある 。
153
155
154
156
簡単のために、この特定のプラットフォームに特化した Vim の機能は "darwin" と呼
155
- ばれます 。
157
+ ばれる 。
156
158
157
- この機能は configuration のオプションです。したがって有効か無効かはビルド時に
158
- 決定され 、一度有効にするよう選択されると組み込まれてしまい、それゆえ実行時に無
159
- 効にすることはできません 。
159
+ この機能は configuration のオプションである。したがって有効か無効かはビルド時
160
+ に決定され 、一度有効にするよう選択されると組み込まれてしまい、それゆえ実行時に
161
+ 無効にすることはできない 。
160
162
161
- この機能は標準で有効になっています 。簡単に後述する特別なニーズでもない限り、ほ
162
- とんどのユーザーにとってこれは満足のゆくものでしょう 。
163
+ この機能は標準で有効になっている 。簡単に後述する特別なニーズでもない限り、ほと
164
+ んどのユーザーにとってこれは満足のゆくものだろう 。
163
165
164
- 無効にしたい場合は、configure スクリプトに `-- disable- darwin` を渡してください :
166
+ 無効にしたい場合は、configure スクリプトに `-- disable- darwin` を渡す :
165
167
>
166
168
./configure --disable-darwin <その他のオプション>
167
169
168
- その後 Vim をビルドするために `make ` を実行してください。オプションの順番は関
169
- 係ありません。
170
+ その後 Vim をビルドするために `make ` を実行する。オプションの順番は関係ない。
170
171
171
172
実行時に darwin 機能が組み込まれているかどうかを確かめるには
172
173
`has (' osxdarwin' )` を使用することができ、機能が組み込まれている場合には 1 が返
173
- り、それ以外では 0 が返ります 。後方互換性のため、`osxdarwin` の代わりに
174
- `macunix` もまだ使用することができます 。
174
+ り、それ以外では 0 が返る 。後方互換性のため、`osxdarwin` の代わりに `macunix`
175
+ もまだ使用することができる 。
175
176
176
- `-- disable- darwin` が有用だと分かった着目すべきケースは次のとおりです :
177
+ `-- disable- darwin` が有用だと分かった着目すべきケースは次のとおり :
177
178
178
179
- システムクリップボードの代わりに | x11-selection | を使用したいとき。
179
180
- | x11-clientserver | を使用したいとき。
180
181
181
- どちらも適切に動作するために X11 のクライアント間通信を利用する必要があって、
182
- 通信メカニズムがシステムクリップボードと競合する可能性があるので 、実行時に Vim
183
- が停止するのを防ぐため darwin 機能は無効にしておくべきです 。
182
+ どちらも適切に動作するために X11 のクライアント間通信を利用する必要があり、通
183
+ 信メカニズムがシステムクリップボードと競合する可能性があるので 、実行時に Vim
184
+ が停止するのを防ぐため darwin 機能は無効にしておくべきである 。
184
185
185
186
186
187
vim:tw=78:ts=8:noet:ft=help:norl:
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