4.20. Drop (1.9)

1.9/ja/book/drop.md

@@ -4,8 +4,8 @@
 <!-- Now that we’ve discussed traits, let’s talk about a particular trait provided -->
 <!-- by the Rust standard library, [`Drop`][drop]. The `Drop` trait provides a way -->
 <!-- to run some code when a value goes out of scope. For example: -->
-トレイトについて学びましたので、Rustの標準ライブラリによって提供されている具体的なトレイト [`Drop`][drop]について説明しましょう。
-`Drop` トレイトは値がスコープ外になった時にコードを実行する方法を提供します:
+トレイトについて学びましたので、Rustの標準ライブラリによって提供されている具体的なトレイト [`Drop`][drop] について説明しましょう。
+`Drop` トレイトは値がスコープ外になった時にコードを実行する方法を提供します。
 
 [drop]: ../std/ops/trait.Drop.html
 
@@ -32,13 +32,15 @@ fn main() {
 <!-- run. `Drop` has one method, which is also called `drop()`. It takes a mutable -->
 <!-- reference to `self`. -->
 `x` が `main()` の終わりでスコープ外になった時、 `Drop` のコードが実行されます。
-`Drop` は `drop()` と呼ばれるミュータブルな `self` への参照を引数に取るメソッドを持っています。
+`Drop` にはメソッドは1つだけあり、それもまた `drop()` と呼ばれます。
+ミュータブルな `self` への参照を引数に取ります。
 
 <!-- That’s it! The mechanics of `Drop` are very simple, but there are some -->
 <!-- subtleties. For example, values are dropped in the opposite order they are -->
 <!-- declared. Here’s another example: -->
-これだけです！ `Drop` のメカニズムは非常にシンプルです、しかし少しだけ注意すべき点があります。
-たとえば、値がドロップされる順序は、それらが定義された順序と反対の順序になります:
+これだけです！
+`Drop` のメカニズムは非常にシンプルですが、少しばかり注意があります。
+たとえば、値がドロップされる順序は、それらが定義された順序と反対の順序になります。
 
 ```rust
 struct Firework {
@@ -58,25 +60,27 @@ fn main() {
 ```
 
 <!-- This will output: -->
-このコードは以下の様な出力をします:
+このコードは以下のように出力します。
 
 ```text
 BOOM times 100!!!
 BOOM times 1!!!
 ```
 
-<!-- The TNT goes off before the firecracker does, because it was declared -->
+<!-- The `tnt` goes off before the `firecracker` does, because it was declared -->
 <!-- afterwards. Last in, first out. -->
-TNTが爆竹(firecracker)が鳴る前に爆発してしまいました、これはTNTが定義されたのは爆竹よりも後だったことによります。
+`tnt` が `firecracker` （爆竹）が鳴る前に爆発してしまいました。
+これはTNTが定義されたのは爆竹よりも後だったためです。
 ラストイン・ファーストアウトです。
 
 <!-- So what is `Drop` good for? Generally, `Drop` is used to clean up any resources -->
 <!-- associated with a `struct`. For example, the [`Arc<T>` type][arc] is a -->
 <!-- reference-counted type. When `Drop` is called, it will decrement the reference -->
 <!-- count, and if the total number of references is zero, will clean up the -->
 <!-- underlying value. -->
-`Drop` は何をするのに適しているのでしょうか？一般的に `Drop` は `struct` に関連付けられているリソースのクリーンアップに利用されます。
-たとえば、 [`Arc<T>` 型][arc] は参照カウントを行う型です。 `Drop` が呼ばれると、参照カウントがデクリメントされ、
-もし参照の合計数が0になっていたら、内包している値がクリーンアップされます。
+`Drop` は何をするのに向いているのでしょうか？
+一般的に `Drop` は `struct` に関連付けられているリソースのクリーンアップに使われます。
+たとえば [`Arc<T>` 型][arc] は参照カウントを行う型です。
+`Drop` が呼ばれると、参照カウントがデクリメントされ、もし参照の合計数が0になっていたら、内包している値がクリーンアップされます。
 
 [arc]: ../std/sync/struct.Arc.html